団 鬼六 DAN ONIROKU
1931年滋賀県彦根市生まれ。本名:黒岩幸彦。関西学院大学法学部卒業。57年「親子丼」で文藝春秋オール読物新人杯に入選。バーを経営したり、教師をしたりしたが、60年代『花と蛇』が人気を博し、官能小説の第一人者となる。
一時断筆していたが、95年に『真剣師 小池重明』で復活。『花と蛇』『肉の顔役』『夕顔夫人』『鬼ゆり峠』『肉体の賭け』『美少年』『不貞の季節』などの官能小説をはじめ、『真剣師 小池重明』『蛇のみちは』『悦楽王』『往きて還らず』『落日の譜-雁金準一物語』などの文学作品を多く手掛けた。 またエッセイの名手としても知られ『牛丼屋にて』『死んでたまるか』『快楽なくして何が人生』『生きかた下手』『我、老いてなお快楽を求めん』『愛人犬アリス』『手術は、しません』など多数。